養護老人ホームの利用者

養護老人ホームの利用者

養護老人ホームの利用者になるためは、みっつの入所要件を満たす必要があります。この要件が満たせられれば、利用者は心身の健康保持や安定した生活を養護老人ホームで送ることができます。

 

養護老人ホームの利用者要件は、65歳以上の高齢者で、生活保護を受けなければ経済的に自立が困難であること、身体的に介護を必要としないこと、です。身寄りのない高齢者や家族との折り合いが悪い高齢者なども利用者となり得ます。

 

養護老人ホームの位置づけは、公的老人施設です。公的な補助により、養護老人ホームは生活弱者である生活保護を受ける高齢者を支えているのです。もっとも、この公的な補助は、国や地方自治体の財政事情に大きく依存するため、昨今の経済情勢により、この養護老人ホームと生活保護の関係が今後も維持されていくのか注視していく必要があります。

 

なお、公的老人施設で身体的に介護を要する場合に入所できる特別養護老人ホームは、生活保護を受ける高齢者は入所できなくなりつつあります。特別養護老人ホームは公的老人施設でありながらも、養護老人ホームと違ってきているのです。

 

さらに、養護老人ホームの利用者は、身体的に介護が必要となった時点で退去しなければならない、ということがあります。養護老人ホームにいる利用者が身体的な介護が必要となってしまった場合、どこへ行ったら良いか、という問題が出てきます。前述の通り、公的老人施設である特別養護老人ホームへは移れないのです。

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