高齢者のための賃貸住宅について

高齢者のための賃貸住宅について

高齢者のための賃貸住宅としては、まず高円賃(高齢者円滑入居賃貸住宅)と呼ばれる「高齢者の入居を拒まない」賃貸住宅があります。

 

これまで高齢者や外人などは入居を断る賃貸住宅が多かったのですが、日本が高齢化国家(65歳以上が7%〜14%)、高齢国家(14%〜21%)、さらに超高齢国家(21%以上)となってきて、高齢者も拒まないことが出てきました。

 

これがさらに高専賃(高齢者専用賃貸住宅)というのも登場してきました。高円賃のうち、専ら高齢者を賃借人とする賃貸住宅のことを高専賃といいます。

 

高専賃の中で、都道府県が認定した高齢者向け優良賃貸住宅は、高優貸といいます。
また、認定まではいかないが、4つの要件を満たした高専賃は適合高専賃といいます。4つの要件とあ、床面積25平米以上、前払い家賃の保全措置、生活サービス等の提供、各戸の設置基準です。

 

またそれとは別に、緊急時対応および関係機関との連絡・安否の確認・生活指導や相談案内・一時的な家事支援をしてくれる生活協力員が、同一団地に居住するシルバー住宅もあります。
国(公共住宅供給公社等)が行うシルバーハウジングプロジェクトと東京都が行うシルバーピア事業もこれに関連しています。

 

シニア賃貸住宅は、家賃を全額一括前払いも可能で将来の家賃支払いに対する不安を解消するシステムを有しています。そして将来介護が必要となったときに備え、あらかじめ〈介護費用保険〉〈提携介護施設〉のどちらかを選択して、サービスや緊急時の対応等も充実しています。

 

これまでの賃貸住宅はかなり財産がある、あるいは年金が高額もらえる人は使えますが、そうではない高齢者はどうしたらいいでしょうか?

 

ここであるのが、下宿型老人住宅という賃貸住宅です。下宿型老人住宅とは、法律的にはない名称ですが、現実の必要性から登場した老人ホームです。
居宅介護支援事業所などが運営して、普通の住宅に要介護の高齢者を受け入れて、ホームペルパーが食事から日常生活の介護までを面倒をみるようのなっています。

 

要介護4や5の人でも、下宿料は賃貸料と食事代を合わせて10万円程度で、それに介護料の1割ですから、月に13万円程度で暮らせますから、通常の有料老人ホームよりははるかに安くすみます。
低額なだけでなく、手続きが簡単で、介護を含めた生活全般をヘルパーにめんどう見てもらえますから、徐々に増えると考えられます。

 

なお、小規模多機能型居宅介護施設が、はじめからその1階は施設として、2階は賃貸住宅(下宿)とする例もあります。

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