軽費老人ホームの種類の増加にみる高齢化社会の変遷

軽費老人ホームの種類の増加にみる高齢化社会の変遷

介護付き有料老人ホームの多くが、経済的に余裕のある高齢者を対象としているのに対し、軽費老人ホームはその名の通り、利用料金が安いことが特徴です。

 

こうした軽費老人ホームの種類は、当初大きく分けてA型とB型の2種類に分かれていました。A型は給食形式の施設で、B型は自炊形式の施設です。共に、基本的に介護が必要なく、自立生活が可能な高齢者を対象としています。このように対象を絞ることで、施設の設備、管理費用を抑えるとともに、運営補助も受けられることから格安の料金を実現しています。

 

当初から経費老人ホームの種類に二通りの設定をした背景として、経済的に自立困難な高齢者や、生活ペースが集団生活に適さない高齢者を対象に、従来の老人ホームにあるような給食型ではなく、自炊形式という運営方式を新たに考案したことが挙げられます。この考えは功を奏し、現状、経費老人ホームB型の人気は、どの地域でも高い傾向にあります。

 

このように運営されている経費老人ホームですが、新たな問題として、老化により介護が必要となる入居者が増えてきました。こうした状況を踏まえ、新しい経費老人ホームの種類のひとつとして、「ケアハウス」という形式も現れています。

 

ケアハウスは従来の経費老人ホームをベースに、中程度の介護までを行う施設で、高齢者の長寿化が進むに伴い、急速に需要が高まっています。今後はこうした需要を受け止められるように、施設や設備の増強を続ける必要があると言えるでしょう。また、その一方で、施設にのみ頼るのではなく、もっと個々の家庭や地域を高齢者が暮らしやすい環境にするような取り組みも必要となるでしょう。

 

増える高齢者と、少ない若年層が共存できる都市づくりが、これからの日本のあるべき姿なのではないでしょうか?

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